「シミを薄くするおすすめの薬は?」
「そもそもシミって消えるの?」


…などとお悩みの方に、この記事ではシミに効く薬をご紹介します。

1.シミに効く医薬品とは?

「医薬品」のシミ用飲み薬には、体の内側からシミを「改善」する効果が認められています。

同じインナーケアでもサプリとは効果が異なるので、シミの改善のためには医薬品を選びましょう。

サプリは「栄養補助」が目的で、シミを改善する効果はありません。
また、「医薬部外品」と呼ばれる一部のスキンケアコスメも、シミの「予防」までです。

医薬品の飲み薬であっても、濃いシミを完全に消すことは難しいですが、

・シミを薄くする
・これ以上シミが増えないように予防する


…という効果が期待できますよ。
塗るタイプの市販薬はない

市販にはシミ用の「医薬品」と呼べる塗り薬の販売はありません。

塗るシミ治療がしたい方は、皮膚科で処方してもらうか、改善ではなく「予防」の効果まで認められている「医薬部外品」のコスメを選びましょう。

2.シミに効く市販薬の選び方は?編集部が徹底検証!

ここからは、市販のシミ用飲み薬を比較するときに確認したい3つのポイントについて解説!

実際に編集部が市販品を比較し、徹底検証します。

①「第〇類医薬品」の表記を確認

商品のパッケージに「第〇類医薬品」と表記がない場合は、実は「薬」ではなく、サプリメントなどに該当します。

サプリメントと間違えないように、「改善」する効果のある薬だけを選定しました。
1~3類に分類されている医薬品を選定!

薬局などで販売されている薬は、

・第1類医薬品
・第2類医薬品
・第3類医薬品


…の3つの区分に分類されています。

 

「第1類」に分類されている薬は、商品を渡す際に薬剤師の説明が必要なため、レジの奥などの手の届かない場所に置いてある可能性が。

欲しい薬が見つからない場合は販売員に聞いてみましょう。

②有効成分の種類と配合量を徹底比較

シミ用の飲み薬には、シミへの効果が認められた有効成分が配合されています。

商品のパッケージに書いてある配合成分一覧を確認し、有効成分の種類配合量を比較しました!
選定の基準

1.より多くの種類の有効成分を配合
…多角的なケアができるため高評価

2.より高濃度で有効成分を配合
…一粒で摂取できる量が多いため高評価

編集部が調べたところ、4種類の有効成分が多く配合されていました。

◆シミ用飲み薬に良く配合されている4種の有効成分
成分名 市販品の配合量目安※編集部調べ
トラネキサム酸 500~750mg
L-システイン 240mg
ビタミンC 500~1,200mg
ビタミンE 100~300mg
市販品は医師の診察なしで気軽に購入できるため、誰が飲んでも大きなトラブルが起きないように成分配合量の上限が定めてあります。

「より効果を感じるために、商品に記載された量以上に飲み薬を摂取する」という人がいますが、思わぬ健康被害が起こる可能性があるのでやめましょう。

③使い続けられる価格帯かをチェック

毎日飲むことを想定して、1日分の価格を計算してコスパを比較しました!

シミ用の飲み薬は、効果をすぐに体感できるわけではありません。
予防目的ならばなおさら、年中飲み続ける必要がありますよ。

一見同じような価格帯の商品でも、1日分の量内容量を計算して比較すると、大きな差があることが。

◆継続購入できる?毎日使いを想定してチェック!
 1か月の値段 1年分の値段
商品A
6,930円/240錠
2錠×2回/1日
約3,581円 約42,158円
商品B
4,070円/300錠
2錠×2回/1日
約1,682円 約19,807円
まずは1か月続けてみて、

・良い変化は感じられたか
・痒みや吐き気などの副作用はないか


確認し、継続を検討してくださいね。

続いては、以上の3つの検証方法で編集部が比較&厳選した、市販のシミ用飲み薬10選をご紹介していきますよ!

3.シミに効く市販の飲み薬おすすめ8選

ここからは、市販で買えるシミ用飲み薬8選をご紹介します!

厳しい基準をもとに、おすすめの飲み薬を8アイテムをピックアップしました。

◆シミに効く市販の飲み薬おすすめ8選
※表は横にスクロールできます。
※摂取量・成分配合量は成人の1日分です。
今回の検証では、実際にシミに悩む編集部メンバーが薬を試して、飲みやすいかどうかレビューしています。

ホワイピュア ホワイピュアEX

ホワイトピュア
\注目成分/ 
ビタミンC L-システイン ビタミンE
1,000mg 240mg 50mg
【価格:6,380円/120錠】1年分:61,743円

シミ・そばかす・色素沈着の緩和、そしてビタミンの補給としてもおすすめの医薬品です。

表面がツルツルとして香り・味に癖がなく飲みやすいです。定期購入で初回2,090円で買えるのが嬉しい。

ホワイピュア
ホワイピュアEX(第3類医薬品)

【通常価格】
・6,380円/120錠
【定期価格】
・初回限定:2,090円/120錠
・2回目以降:5,423円/120錠
​​​​​【飲み方】2錠を水またはお湯で噛まずに服用。(1日2回)

トランシーノ ホワイトCクリア

トランシーノ
\注目成分/ 
ビタミンC L-システイン ビタミンE
1,000mg 240mg 50mg
【価格:4,620円/ 240錠】1年分:28,105円

ビタミンC、L-システイン、ビタミンEを配合した、丸い小粒の錠剤です。

 

ビタミンC含有の錠剤でありがちな酸味などはなく、無味無臭で飲みやすいです。若干大きめな錠剤ですが、表面がツルツルしており、引っ掛かりがないので、飲みにくさは感じませんでした。

トランシーノ
ホワイトCクリア(第3類医薬品)

【価格】
・1,760円/60錠
・2,860円 /120錠
・4,620円/ 240錠
【飲み方】2錠を、食後すぐに水またはお湯で噛まずに服用。(1日2回)

 

トランシーノ トランシーノⅡ PTP

PTP
\注目成分/ 
ビタミンC L-システイン トラネキサム酸
300mg 240mg 750mg
【価格:6,930円/240錠】1年分:42,158円

頬に左右対称に現れることが特徴の「肝斑」におすすめの、トラネキサム酸を配合した飲み薬です。

無味で飲みやすいです。第1類医薬品なので、購入前に薬剤師さんから薬について説明を受ける必要があります。ドラッグストアではカウンターの向こう側など、手の届かない場所にあることが多いので、購入の際は店員の方に話しかけましょう!(西野)

トランシーノ
トランシーノⅡ PTP(第1類医薬品)

【価格】
・1,980円/60錠
・3,740円/120錠
・6,930円/240錠
​​​​​​【飲み方】2錠を、食後すぐに水またはお湯で噛まずに服用。(1日2回)

 

ハイチオール ハイチオールCホワイティア

ハイチオール
\注目成分/ 
ビタミンC L-システイン
500mg 240mg
【価格:2,180円~/120錠】1年分:26,160円 

他のハイチオール製品より、ビタミンCをサポートするパントテン酸カルシウムを多く配合しています。

味のしない、つるんとした固い錠剤です。容器も「薬」という感じで、無難な印象の飲み薬です。

ハイチオール
ハイチオールCホワイティア(第3類医薬品)

【価格】
・917円~/40錠
・2,180円~/120錠 ※編集部調べ
【飲み方】2錠を水またはお湯で噛まずに服用。(1日2回)

 

アリナミン製薬 ビタミンC「2000」

アリナミン
\注目成分/ 
ビタミンC
2,000mg
【価格:4,070円/300錠】1年分:29,711円

ビタミンCビタミンCのカルシウム塩ビタミンB2を配合した黄色の錠剤です。

口に入れた瞬間から酸っぱく、早めにお水で飲みこんだ方が良いと思います。小型錠はいえ「小粒」というほど小さくないので、1錠ずつの方が飲みやすいです。

アリナミン製薬
ビタミンC「2000」(第3類医薬品)

【価格】
・1,760円/100錠
・4,070円/300錠
【飲み方】1~3錠を、食後すぐに水またはお湯で噛まずに服用。(1日2回)

シナール シナールLホワイト エクシア

シナール
\注目成分/ 
ビタミンC L-システイン
1,200mg 240mg
【価格:4,730円/180錠】1年分:57,548円

女性らしいデザインの容器が特徴の、ビタミンCL-システインを配合した医薬品です。

特別小さな粒ではないと思うのですが、飲み込むときにのどに引っかかる感じはなかったです。表面がつるっとした錠剤で特に味も無く、苦い感じの薬が苦手な人には良さそう

シナール
シナールLホワイト エクシア(第3類医薬品)

【価格】4,730円/180錠
【飲み方】3錠を水またはお湯で噛まずに服用。(1日2回)

 

シナール シナールEX pro

シナールエックス
\注目成分/ 
ビタミンC ビタミンE
2,000mg 30mg
【価格:3,058円/52包(顆粒)】 1年分:85,859円
【価格:3,278円/240錠(チュアブル錠)】 1年分:59,823円


ビタミンC&Eを配合。顆粒タイプチュアブルタイプがあり、自分の飲みやすい方を選べます。

まず顆粒タイプは、唾液と混ざると液体のように変化して、水なしでごくりと呑み込めました。甘いラムネくらい濃い甘さがあるので、苦手な方は注意が必要です。チュアブルタイプも、顆粒タイプ程ではありませんが、レモン味のラムネのような、甘酸っぱい味がしました。

シナール
シナールEX pro(第3類医薬品)

【価格】
顆粒:3,058円/52包
チュアブル錠:3,278円/240錠
【飲み方】
顆粒:1~2包を服用。水なしでも可(1日2回)
チュアブル:2~4錠を噛んで服用。(1日3回)

matsukiyo エバレッシュホワイトEX II

マツキヨ
\注目成分/ 
ビタミンC L-システイン ビタミンE
1,000mg 240mg 50mg
【価格:2,933円/270錠】1年分:23,798円

試しやすい価格帯で、ビタミンCL-システインをバランスよく配合しています。

舌にのせても苦味はなく、ほぼ無味でした。1日の最大摂取量は、3錠×2回と若干多い印象でしたが、一粒が大きくはないので飲みづらさはありませんでした。

matsukiyo
エバレッシュホワイトEX II(第3類医薬品)

【価格】
・2,076円/180錠
・2,933円/270錠
【飲み方】3錠を水またはお湯で噛まずに服用。(1日2回)

4.皮膚科で処方される薬の種類や相場をご紹介!

「処方薬は市販品より効果が高いの?」
「市販で買うより費用が掛かってしまいそう…」


と疑問が多い、皮膚科で処方されるシミ用内服薬について解説していきます。
シミ用の処方薬

①市販品と何が違う?

市販薬と処方薬では、成分によっては配合量が異なります。

◆例)トラネキサム酸の配合量の違い
市販薬目安 処方薬目安
500~750mg 750~2,000mg
医師の診断の元処方され、経過も観察してもらう前提で、市販品より多く有効成分を配合することが可能です。

市販薬には、成分の効果を補助する成分なども一緒に配合されています。
一方、皮膚科での内服薬はほぼ主成分のみで構成されていることが多いですよ。

また皮膚科では、塗り薬(外用薬)を処方されることもあります。
トレチノインとハイドロキノン

皮膚科では、市販品の医薬品では高い濃度配合できないトレチノインハイドロキノンの塗り薬を処方することも。

▼多くの皮膚科で採用されている濃度
・トレチノイン0.1%(化粧品では配合NG)
・ハイドロキノン5%(化粧品では配合2%まで)


どちらも人によっては副作用が強く出る恐れがあるので、医師の診察が必須です。

内服薬と外用薬を組み合わせることも可能なので、希望を医師に伝えて相談しましょう。

②処方はしてもらえる?相場はどれくらい?

シミの治療は美容目的と判断されることが多いので、ほとんどの場合保険は適用されません。

編集部がシミ用内服薬の種類別に相場を調査したので、是非参考にしてくださいね。
成分名 処方薬相場※価格は編集部調べです
トラネキサム酸 2,475~4,000円/30日分
L-システイン 1,500~3,000円/30日分
ビタミンC 1,100~2,000円/30日分
ビタミンE 1,100~1,500円/30日分
シミの状態を見て、数種類の内服薬を組み合わせてもらうこともありますよ。
編集部調べ!外用薬の相場は?

「トレチノイン」「ハイドロキノン」などの外用薬は、

2,000円前後/5g(約1~2週間分※保険適用外)

…が相場でした!

市販品と比べると、

・価格はそこまで変わらない
・定期的に皮膚科に通う手間がある
・肌の状態を診て適切な薬を処方してもらえる


…といった特徴があることが分かりました。

➂皮膚科でのシミ治療の種類と相場は?

また、皮膚科では、内服薬や外服薬などの処方だけではありません。

「なるべく早くシミをどうにかしたい」という方は、レーザー治療光治療を検討するのもおすすめです。

◆皮膚科でのシミ治療
治療種類 効果・相場※編集部調べ
レーザー治療 ・シミにピンポイントで照射
・シミ1つあたり5,000円前後が相場
1回で消えることも
フォト

フェイシャル
・シミだけでなく肌全体に照射
・相場は1回2万~3万円
3~5回以上の継続で徐々に改善
費用は掛かりますが、より確実にシミを薄くできます。

次の章では、おすすめの美白化粧品セルフケアを解説していきますよ。

5.これ以上シミを増やさない!おすすめセルフケア&対策

シミ用の薬でシミが薄くなってきても、予防のためのセルフケアはとても大切。

なのでここでは、毎日続けたいセルフケア方法を解説しますよ。
シミを増やさないセルフケア

①シミを予防するスキンケア

シミの予防のためには、美白化粧品を使ったセルフケアがおすすめ。

シミの原因となる「メラニンの生成を抑える効果」が認められている「医薬部外品」の化粧品を選びましょう!
おすすめの美白有効成分

・ビタミンC誘導体
・トラネキサム酸
・アルブチン など

夏などの紫外線が気になる季節だけでなく、年中使い続けることがベストですよ。

②生活の中で徹底したい紫外線対策

シミの原因となるメラニンは、主に紫外線が原因で過剰に生成されてしまいます。

気づかないところで紫外線ダメージを蓄積している可能性があるので、ここで紫外線対策の「漏れ」をチェックしましょう!
紫外線対策の漏れをチェック

 □紫外線は年中&曇りでも降り注いでいる
→日焼け止めは季節や天気に関わらず毎日塗る!

□紫外線は窓ガラスでは防げない
→窓から日が強く射し込む部屋では日焼け止めを!UVカット効果のあるカーテンの使用も〇

□日焼け止めは汗や擦れで簡単に落ちる
→日焼け止めは3時間ごとの塗り直し推奨!

また、日傘や帽子などの紫外線対策グッズもおすすめです!

紫外線対策はシミのケアの第一歩なので、この機に普段の紫外線対策を見直してみてくださいね。

➂シミができにくい肌を作る食事&サプリ

最後に、シミ用の飲み薬の効果を補助する食事サプリを解説します!

◆とくに不足させたくない栄養素
栄養素 多く含まれる食材
ビタミンC ・柑橘類
・パプリカ
・ブロッコリー など
ビタミンB2 ・レバー
・ししゃも
・海藻 など

自炊をする方は、ぜひビタミンを多く含んだ食材を意識して選びましょう。 食材からとれる天然の栄養素は、飲み薬やサプリよりも体内に吸収されやすいと言われています。

忙しくて自炊ができず、栄養素が偏りがちな方にはサプリの使用もおすすめ。

飲み薬に配合されている成分と被る場合は、1日の摂取量を超えないように注意してくださいね!

 

6.まとめ

今回の記事では、シミ用の飲み薬について解説しました!

市販薬皮膚科で買える内服薬だけでなく、

・医薬部外品の化粧品
・皮膚科でのシミ治療


…などについても解説したので、ぜひ自分に合った方法で改善を目指してくださいね。